日本内分泌学会中国支部学術集会の開催にあたって
第22回日本内分泌学会中国支部学術集会
会長 亀井 望
(広島赤十字・原爆病院 内分泌・代謝内科)
このたび、第22回日本内分泌学会中国支部学術集会を、2021年9月4日(土)に 完全Web開催としてお世話させていただきます。このような機会を与えていただき、大変光栄に存じます。
新型コロナ感染の拡大もあり、どのような開催形式とするかギリギリまで悩みました。プログラム編成やWeb配信についてご相談に乗っていただいた沖健司先生、小武家和博先生、開催形式についてご助力、アドバイスをいただきサポートしてくださった支部長の谷澤幸生先生、副支部長の大塚文男先生に心より御礼申し上げます。
本会は、内分泌診療に関わる医療者が日々の研究成果や症例を持ち寄る大変貴重な機会です。今回、おそらく過去最高となる54演題のご応募をいただきました。広島国際会議場において万全の感染対策を行いリアルでの質疑応答をしていただきたいと強く思っておりましたが、東京オリンピック開催中に新型コロナ感染・重症者数は急増し、中国地方の域内であっても移動や集まりを避けざるを得ない状況となってしまいました。開催形式について直前の変更となりましたことを心よりお詫び申し上げます。
特別講演には、虎の門病院院長の門脇孝先生をお迎えし、「2型糖尿病−成因と治療の最新知見」と題してご講演いただきます。門脇先生ご自身が切り開いてこられた糖尿病の歴史とさらに進化する未来についてお聞きできるものと存じます。
JES We Canは、委員の鞁嶋有紀先生、三好智子先生、折出亜希先生が中心となって「女性医師(医療者)の健康の問題とキャリア形成について」というテーマでご企画いただき、鈴木(堀田)眞理先生、江夏亜希子先生、宇都宮朱里先生にご講演、ディスカッションをお願いしております。女性医療者の思春期以後の月経、出産、育児、更年期などとキャリア形成について、男性も一緒に考える貴重な機会になると思います。
また、専門医のみならず、総合診療をされている医師やコメディカルスタッフ、これから内分泌診療を始めようとする若い仲間が内分泌臨床に興味を持っていただく機会を持ちたいと考え、新たに教育講演を企画しました。内科領域について大塚文男先生に、小児科領域について西美和先生にお話をしていただきます。「目からウロコ」の機会をお見逃しなく。
若手研究奨励賞(YIA)にも素晴らしい6演題をいただいております。ぜひ、活発な討論をお楽しみください。
特別講演、JES We Can企画、教育講演、YIA候補演題は、Zoomによる配信を行い、Q&Aを介して質疑応答をしていただきます。さらにYIA候補演題と一般演題はホームページ上で演題PDF版を閲覧可能とし、インターネットを通じて質疑応答としました。
完全Web開催への変更により、先生方のご施設、ご自宅から気軽にご参加できるようになりました。
みなさまのご参加を心よりお待ち申し上げております。